愛し君へ
私たちの両親の目の前だというのに、大きな声でそう返す私に
「りぃ、これから僕はこの家を離れて球 団の寮に入るんだ。自分勝手だけど、 プロとして通用する自分になるまでりぃには会わない。
今はりぃの側には居ることはできないけど、きっと迎えに行くから・・・」
「春くん・・・」
今まで春くんと長く離れたことのない私は、目に溢れんばかりの涙を溜めて春くんのその言葉に寂しさと少しの不安を感じながら、それでも変わることのない思いを2人持ち続けていけると信じて疑わなかった。
泣いちゃいそうな程の微笑みで、切なくなるほどの優しい声で一生懸命伝えてくれた彼は今、
私の隣にいない。
「りぃ、これから僕はこの家を離れて球 団の寮に入るんだ。自分勝手だけど、 プロとして通用する自分になるまでりぃには会わない。
今はりぃの側には居ることはできないけど、きっと迎えに行くから・・・」
「春くん・・・」
今まで春くんと長く離れたことのない私は、目に溢れんばかりの涙を溜めて春くんのその言葉に寂しさと少しの不安を感じながら、それでも変わることのない思いを2人持ち続けていけると信じて疑わなかった。
泣いちゃいそうな程の微笑みで、切なくなるほどの優しい声で一生懸命伝えてくれた彼は今、
私の隣にいない。