純愛ハート

いい友達

「ちょっとあなた……」

「ん……?」

体を揺さぶられ、目が覚めた。

「仁科さんって…サッカー部のマネージャーでしょ?」

「はい…」

あたしは保健室の先生の陽子先生に起こされてまだボーッとしてる。

「サッカー部の練習…終わったわよ?」

ズキッ…

あたしったら…何…期待しちゃってるの…

わざわざ彼方先輩があたしの所なんかに来るはずなにのに…

ガラッ…

「彼方先輩…!」

保健室のドアが開いた。

「すみませ~ん、私です♪」


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