...向日葵と真夏の片想い*
愛夏の病気の名前とか俺にはよく分からない。
……けど、俺は将来医者になって絶対愛夏の病気を治す。
絶対に。
「まあ悠真君。今日もお見舞いありがとうね」
「大丈夫です」
これは愛夏のお母さんだ。
愛夏のジュースを買いに行って戻ってきたのだろう。
「愛夏、ママ少し行ってくるわ。
悠真君……お願いしてもいいかしら?」
「いいですよー、行ってきてください」
「いつもありがとう。
それじゃあ行ってくるね」
そう言うと病室から出て行った。