...向日葵と真夏の片想い*
 



ここの教室から部室までは遠い。

だから、少し小走りで行く。


……先輩待たせたら悪いし。




「失礼しまーす……」




がチャリと古い扉を開けて中に入る。

先輩達は奥で何やら話し合っていたけど、みんながこちらを振り返る。




「おう、悠真。待ってたぞ」

「遅くなってすみません……。
な、何のご用ですか?」




すっかり忘れていた。


俺は先輩と接するのがとてつもなく"下手"だったことを。



誰か、先輩とのコミュニケーションの取り方を教えてほしい。



 
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