...向日葵と真夏の片想い*
自分のロッカーからスポーツバッグを取り出して肩にかける。
すると、カチャンと音がしてドアが開いた。
「あれ、悠真帰るの?」
「おう、何もやることないからなー」
「そっかあ……」
咲良は少し下を向いて言った。
「じゃ、今日はゆっくり休んでねっ!
監督には連絡しておくからさ!」
「おう、さんきゅな」
そう言い残すと、バイバイと手を振っている咲良を残して部室を出た。
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