また君の隣で

ーーー ピッ



「 もしもし夏樹? 」



「 あの…夏樹の母の理恵といいます。
昴くんですか? 」



「 え?あ 、はい…そうですけど。
どうかしました? 」



暗い夏樹の母の声。



脳内に嫌な予感が走る。



「 娘が…夏樹が…
帰り道 、交通事故にあって…。
今すぐ来て欲しいんです。」



は? 夏樹が? 交通事故?



言葉が出ない。


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