空色涙 ~キミと、永遠と、桜を想う~
「なんだ。やっぱり不調かよ」
「でもこのままいけば、順調に徹夜コースにまっしぐらだよ!」
責任取って、あんた何とかしてよ!
「佳那は今夜、学校で徹夜決定か」
「なんでそう、勝手に嫌な方向に決定するかな!?」
「分かった。責任はとる」
「ほんと!?」
祐輔、下描きやってくれんの!?
やったーーー!
喜んでいるあたしを見て、祐輔はニヤリと笑った。
「責任とって、オレもお前とここでお泊りだ」
「はい?」
「お前と寝てやるよ。一夜を共にしてやる」
な・・・・・・!?
思わず顔がカーッと熱くなった。
な、な、な、なに言ってんのあんたは!
それはセクハラ発言だぞ!?
しかも、親友のあたしに対して、そんなこと・・・・・・!
あ! 大樹、誤解しないでね!?
これはいつもの祐輔の、おふざけなんだからね!?