空色涙 ~キミと、永遠と、桜を想う~
ま、ま、まったくもぉぉーーー!!
祐輔は肩を震わせて笑ってる。
睨んでやったけど、我ながら、迫力は全然なかったと思う・・・。
それが悔しくて、そして恥ずかしくてたまらない。
「あ、あんたは、どういうつもりなわけ!? なんであたしの中庭での時間を邪魔すんの!?」
あたしの一番大切な時間なのに!
よりによって、あんたが邪魔することないじゃない!
あたしショックだったんだからね!?
「なんでこんなことしたの!?」
「そりゃ簡単な理由だ」
祐輔は机に腰掛け、足を組んだ。
そして斜め目線であたしを見る。
「そろそろ限界なんだよ」
「限界? なにがよ?」
「いろいろ。だから、もう変わらなきゃならないんだ」
「?」
あたしは首をかしげた。
なにこの、禅問答みたいな会話は?