空色涙 ~キミと、永遠と、桜を想う~
昔からずっとそうでしょ!?
そうだよ! それだって永遠に変わらないことだよ!
「あたしたち、永遠に親友だよね!?」
「違う」
「え!?」
「オレにとって佳那は、親友じゃなかった」
なに・・・言ってるの?
あたしはポカンとして祐輔を見上げた。
祐輔の言ってること意味不明だよ。
なんだか、外国の言葉みたいに聞こえてくる。
祐輔から聞く言葉の全部が、あたしにはまったく理解できない。
「オレにとって佳那は・・・ずっと女だった」
「・・・・・・・・・・・・」
「オレはお前を、ひとりの女として見てきた」
「な、に・・・・・・?」
「オレは、お前に、恋してる」
あたしの両目が
ゆっくりと、見開かれていく。
祐輔が・・・・・・
祐輔の顔が・・・・・・
まるで、見知らぬ他人のようで・・・・・・
「ずっと佳那のことが好きだった。大樹が生きていた頃から、ずっと。もうこの気持ちを抑えることはできない」