アオゾラ
吉原が居た。
「?!!」私はビックリして
持っていた笛を床に落とした。
それに気付いた吉原は、
「何落としてんの?」と言った
「べっ…別に手が滑っただけ」
そう答えるしかできなくて─
「そおなん?てか何しに来たん?」と再び質問。
「ペン取りに来たの」と答えると───
「ほれっ」と言ってペンを私に投げてきた。
それを何とか取った私に
「ナイスキャッチ」と
また子供みたいに笑う。
そうして私は笑いながら
ホワイトボードの所まで戻った。