アオゾラ
¨誰?この人、、¨と
心の中で呟く
相手の方もまさか
教室に人が居るとは思っていなかったのか、
目をパチクリさせていた。
「あなた、誰?」と
私は思わず聞いてしまった、
「俺は、吉原 航夜。お前は?」
「私は、山下沙絵莉。よろしくね」
私はそう言って
吉山の方をじーっと見てしまった。
彼の髪からは、
汗がポタリポタリと雫のように流れ落ち。
膝の少し上ぐらいの
バスケットパンツを履いている
「お前…じゃなくて山下って
無所属なん?」
とイキなり聞いてきた。
「無所属…「バスケ部のマネージャー
してくれねえか?」
私が話終わる前に相手が話す。
私はバカっぽく「へ?」
と聞き返した。