初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
話題は少し戻り、俺のクラブの話になった、それは中学最後のバスケの試合の時、このときには憲一はすでに天才ガードの片鱗を見せていた、俺は三年になり、やっとレギュラーをとって憲一と一緒にガードを努めていた、地区予選ベスト4をかけた試合で後半残すは三十秒で俺たちのボールでタイムアウトをとっていた、あと一点で逆転だった、そして試合を再開し、憲一からのその試合最高のパスが出て、俺はシュートをしようとしたら足がもつれてしまって転んでしまった、それで試合は終わった、憲一をはじめみんなが俺の転けたプレーを批判しなかったが自分自身が悔しくて泣いたことを話した。
その事について咲子ちゃんに詳しく話したら咲子ちゃんはおれに「その転けたことよりもっと前に頑張るべきだったんじゃないかな、そうしていたら勝っていたかもよ。」と言った、俺はそれはそうだなっと思った、そして続けて咲子ちゃんは「お兄ちゃんが一杯ミスをしたらお兄ちゃんが悪いけど、その最後のミスだけを悔やんでも仕方がなかったかもね、私もバスケットボールをやっているから。」と言ったので俺は「そうなんだ、咲子ちゃんもバスケットボールをやっているんだ。」と言った。
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