初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
大人になったらバスケットボールの勝負の約束、駅であった俺が叱って店を飛び出した事件を覚えているだろうか、俺のことを覚えているだろうか、そして大人になって今とかわらない純粋でまじめそうで少しわがままで負けず嫌いのままでいるのかを考えていた。 いくら考えても答えは見つからない、でも大人になった咲子ちゃんを見に行くのだから解決はする、さっきまではどんな外見だろうかと外見だけを気にしていたが今は性格の方が気になっていた、太っていてもいいからこのままの性格でいてほしいとも思えるぐらい俺は今、咲子ちゃんを愛していることを再確認した。 そして、もうすぐ駅につくので咲子ちゃんを起こした、するとまだ眠たそうで目があまり開いていないが背伸びをして起き上がった。 咲子ちゃんは俺に「もうすぐ着くの、ここからだったら少しだけだけど道がわかるかもしれない。」と言ったので、正直なところ無事でたどり着けるか心配だった、咲子ちゃんを百パーセント頼りにするわけではないがこの言葉は俺にとってありがたかった。あともう一息だ、この先に何もトラブルがなければいいのだが、簡単にはうまくは行かないだろう、引き締めて行くことにしよう。
< 120 / 200 >

この作品をシェア

pagetop