初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
止まっていた電車は俺たちが乗る電車のようだった、これは予期せぬトラブルだ。 気がつくと自分の手にあるはずの咲子ちゃんの手がなかった、周りをみても人混みで咲子ちゃんの姿が見えたない、俺は咲子ちゃんの名前を叫んだ、すると遠くであるが俺を呼ぶ声が聞こえる、しかしどこからかわからない、探しようもなければ自分の意志で動くことさえ困難だ、呼び続けて咲子ちゃんが来るのを待つしかない、彼女から俺が見えていればいいのだがどうなんだろう、叫び続けるしかなかった。 すると、俺の足に誰かがつかまったようだ、咲子ちゃんだ、俺は咲子ちゃんを抱き上げて、とりあえずこの人混みの中から抜け出ることにした、少しこの場が落ち着くのを待って電車に乗ることにした、 まだ夕方で実家までは遠いが、約一時間ぐらいだろうと予想をした、乗り換え案内で見たこの電車所要時間は30分だった、それから実家までは約30分もかかるか、かからないかのところにありそうな気がした、だからここで寄り道をしても余裕があると思ったので近くの店か、ベンチでゆっくりすることにした、たった10分程度だったがドッと疲れが出た、咲子ちゃんを見てみると疲れたようだった。
< 122 / 200 >

この作品をシェア

pagetop