初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
駅に向かっていると人混みは先程よりなくなっていた、ただ油断すればはぐれてしまうので手を離さないようにしっかり握って、咲子ちゃんが常に隣にいるのを確認しながら進むことにした。 歩きながら咲子ちゃんが俺に「さっきは何を祈っていたの?」と聞いてきたので俺は「さっきの手を合わせていた時だね、咲子ちゃんがスチュワーデスになっていると思うから、今日は家にいますようにって祈ったんだよ。」と言ったら咲子ちゃんは「スチュワーデスになっているかな?」と聞いてきたので、俺は「きっとなっているよ、咲子ちゃんは頑張り屋さんだから大丈夫だよ。」と言ったら咲子ちゃんは「スチュワーデスのお嫁さんってどんな感じ。」と聞いてきたので俺は「そうだな、それはやっぱり嬉しいんじゃないかな、咲子ちゃんがお嫁さんだったらスチュワーデスでなくてもいいよ。」と何気無い感じで言ったら咲子ちゃんは顔を赤くして照れ臭そうにして俺を見ようとしない、俺も自分で言った言葉に対して恥ずかしくなってきて照れてきた。 まるで恋人同士のような雰囲気になってきた、咲子ちゃんが今の気持ちのまま大人になっていたら、俺と付き合って結婚してくれるかもしれない。