初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
俺は腕時計を見てみたら夜の8時を過ぎていた、これから向かうと九時半くらいには着きそうだ、まだ実家に言っても深夜ではないので話をきいてくれそうだし、まだ寝てないだろう。 俺は咲子ちゃんに「そろそろ、駅に向かうよ。」と言ったら咲子ちゃんは疲れているようだったが「うん、あともう少しだから頑張るよ。」と言って椅子からおりて歩き始めた、しかし少しだけふらついているような感じがする、俺は咲子ちゃんが倒れないように咲子ちゃんの横について手を繋いで咲子ちゃんを軽く支えながら駅に向かい始めた。 駅まではそんなに距離がない、先程トイレで寄ったが新幹線を降りてからあんなに混雑していたのが二時間弱で人はかなり少なくなった、電車は遅れているようだが、止まっているわけでもないので大丈夫だろうと思った、俺達は切符を買って駅に入って電光掲示板をみて、快速と普通電車があったみたいで快速に乗ることにした、そしてホームに降りたらまだ人は多く、電車を待つ場所を探すのが苦労したがなんとか見つかって二人で待つことにした。 暫く待つと電車がやって来た、ライトが眩しかったが大丈夫だ、電車が止まり、ドアが空いてたくさんの人がでてきた。