初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
そんな思出話をして、また現在の話に戻っていった。よく考えたら今年を過ぎると二人とも既婚者になり、孝介は子供もできるんだからこれは俺にとっては大事件だ。憲一から正式に友人代表の挨拶を頼まれた、二次会は同僚に幹事をさせるからといって大丈夫なものの友人代表の挨拶なんてはじめてだから今からなんだか緊張してきた感じだ。
孝介は急な結婚なので式はひとまずあげないみたいだ。 妊娠中にウエディングドレスを着たくないと奥さんが言ったらしい。(入籍はもうしているらしい) あとに残され、さらに彼女がいない俺はなんだか、寂しくなってきてこの瞬間に彼女が猛烈にほしくなったが縁がないのでどうしようもなかった。孝介と憲一が紹介してやるからと言ってくれたので普段なら宛にしないが今はそれにすがるしかなかった。
色々と話をしていたら回りがだんだんと騒がしくなってきた。いつのまにか紅白歌合戦がおわり、除夜の鐘がテレビで写し出されていた。居酒屋の亭主がビールを持ってきてくれて「おごりだ、新年明けたらイッキ飲みしなよ」といいながら俺たちのテーブルにおいた。「3、2、1、おめでとう」といってビールをいっき飲みをして新年か明けた。
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