初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
おじいちゃんの姿が見えなくなったので私は前を向いて座った、しばらく前を見たまま、タクシーの運転手を見ていた、私はあまりタクシーに乗ったことがなかったのでタクシーの運転手に興味を持っていた、一つ一つの行動を観察してしまう、何気無いことでもおもしろく思えた、そして交差点で止まると運転手は左右を確認してバックミラーを見た、バックミラーをしばらく見ていたので私は何かあるのかなっと後ろの窓に顔を出してみたら誰かが遠くから走ってきた、よく見るとお兄ちゃんだ、あの顔を合わせてくれなかったが優しい手をした男の子だ、私はお母さんにタクシーを止めてほしいと言おうとしたがお母さんは疲れているのか寝てしまっていた、私はタクシーが止められないと思ったので手を振った、今できるのはこれぐらいだと思って一生懸命に振った、すると走りながらあの男の子(お兄ちゃん)も手を振っていた、私はさらに頑張って手を振ろうとしたらあの男の子が転けてしまっていた、私はタクシーを止めたかったがお父さんに座りなさいと怒られたので黙って座るしかなかった、でもまた会えるから私は我慢することにした、今度は会うときはお互い大人になっているだろう。
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