初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
咲子の手紙
俺はまだ膝を地面につけて夜空を見ながらその場から動けないでいた、咲子ちゃんを取り巻いていた無数の光はなくなっていた、地面を見てみると咲子ちゃんの足跡が残っていて、その足跡の前に咲子ちゃんがみていた写真が落ちていた、俺は写真を返さなければいけないと思ったので脱力感で立ち上がるのも困難だったがなんとか立ち上がり、咲子ちゃんの実家に向かった。
少し横に揺れながら歩いていた、顔は疲れ切っているような顔をしているのをわかる、足取りも重く誰とも話すことができなそうな感じだった。
実家に着くと二人の女性が立っていた、玄関の外灯のせいか、姿が何となくわかる、一人は立花さんだと思うがもう一人、髪はセミロングで顔は少し丸顔だ、見たことがある顔をしていた、今持っている写真に写っている女性だ、智子ちゃんだろうと思った。 俺はこのままの姿ではいけないと思ったので出来る限りの力を入れてフラフラせずに、しっかり歩くように心掛けた。
立花さんと智子ちゃんだろうと思われる女性の前についたら俺は立花さんに写真を返した、すると智子ちゃんらしき女性が「はじめまして、宗次郎さんですね、私は咲子の親友の智子です。」と言った。
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