初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
お兄ちゃん、お元気ですか? この手紙を読んでいると言うことは、私はもうこの世にいないと言うことです、だからこの手紙を智子に託しました、私が死んだらお兄ちゃんに渡してほしいと頼みました。
私は3ヶ月前より体調が悪かったので病院で検査することになり、白血病ということがわかりました、それを告知されてから私はしばらく泣いて過ごしていました、それは私が死ぬことはほぼ確実だと気づいたからです。お兄ちゃんが別れるときに様子がおかしかったのがずっと気になっていましたが謎は解けました。告知されて最初は悲しくて生きる力を失っていました、でもあのときお兄ちゃんの『頑張って生きるんだ。』と言う言葉を思いだし、私は最後まで諦めず、病気と戦うことを決意しました。 でも万が一の事をかんがえ、手紙を書く事にしました。 私はお兄ちゃんの初恋の話は聞けなかったですが私は気づいてました、お兄ちゃんは願い事をする前に会った男の子であることをそして初恋の人が私でだろうと思いました、私がタイムスリップをして来たと言うことに気づいてから、そっと憲一お兄ちゃんに教えてもらったんです、私としてはお兄ちゃんから直接聞きたかったんです。
< 184 / 200 >

この作品をシェア

pagetop