初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
そしてなんとかボールをスティールしたらボールが弾んで行きながら消えていった、いつの間にか高校生の咲子ちゃんも消えていた、また幻影だ、すると今度は肩を叩かれた感じがして振り向くと大人になった咲子ちゃんが恥ずかしそうに俺の唇に口づけをして消えた、そしてまた背後に咲子ちゃんがいた、これも幻影だろうと思う、しかしこれは咲子ちゃんが俺と約束を果たしてくれたんだろう、俺を立ち直させるために。 咲子ちゃんは俺に手を振って消えていった、それを最後に幻影はなくなった、俺は夜空を見上げた、本当に咲子ちゃんは俺を今でも見守っているんだなっと感じた。すると遠くで俺を探す声がした、立花さんと智子さんだ、後ろには中年の夫婦がいる、もしかしたら咲子ちゃんの両親かもしれない。立花さん達が俺の元に来ると智子さんが俺に咲子ちゃんの両親を紹介してくれた、すると咲子ちゃんのお父さんが俺の顔をみて握手をするために俺の前に手を出してきたので、俺はそれに応じるように咲子ちゃんのお父さんの手を握った、手を握ったまま、咲子ちゃんのお母さんが頭を下げるように挨拶をしてきたので、俺も応じるように頭を挨拶をした、いったいどうしたんだろう。