初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
おれは祖母のもとに走っていって祖母の背中にしがみついた。そうすると「宗次郎や、ここにいたんだね」と言われたのでおれは「こっちこそ、急にいなくなったから心配したよ」と言い返した。 父親がきて「どこにいっていたんだい?急にいなくなるから心配したよ」といってほっとした表情を浮かべた。そうすると祖母が「未来の宗次郎に会ってきたんだよ」といったので父親は「冗談言ってる場合かよ、心配したんだからな。」と言った。おれも何を言っているのか理解できなかった。 そうすると祖母が「すまないねー、とりあえず、見つかったからいいじゃないか。」と言って笑っていた。 俺たちもいっしょに笑ってしまった。 そして祖母を探し回ったせいか、お腹が空いてきたのでみんなで焼きそばを食べることにした。あとおれが大好きな綿菓子も!多分、ほっとしたこととお腹が空いてきたこともあるがなぜだか外で食べると焼きそばは格別にうまい。おれは父親といっしょに食べていたが八割りぐらいを食べてしまった、そしてなにより祭りといえば綿菓子だ、これが大好きで食べようとしたら何か重大なことを忘れていた、あの女の子が親に会えたのか、今どこにいるんだろう。