初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
「あのときは、一番悔しかったな、中高のクラブの引退試合の時よりも。」とおれが呟いた、憲一と孝介も頷いた。
おれはあれからしばらく最後に手を振ってくれていた場所に何度も訪れた、憲一と孝介も付き合ってくれたが一人でも何度もいったがとうとう会えなかった。 今でもあの悔しさが鮮明に思い出すことができる、あれだけ一生懸命になったことがなかったからかもしれない、時々夢を見るくらいだ。 そしていつのまにか神社がみえてきた。あのときあの場所でおれは初恋をして人生で一番かもしれないくらい悔しい思いをしたことがまた鮮明に思い浮かんだ。
孝介と憲一はいつのまにか酔いが覚めていた、そして憲一が「あのときのお前は一番悔しい思いをしていたのは俺たちにもわかった、おれはそんなお前を助けることができなかったのが悔しかったよ。」と言った、すると孝介も「そうだな、あのときのお前になにもしてやれないことは俺にとっても悔しかったよ、すまなかった。」と言った。俺は涙ぐんだが耐えて二人と肩を組みながら「あんまり気にするな、お前たちはよくやってくれたよ、ありがとう」と言った。二人は頷きながら涙ぐんでいて耐えていた感じがした。
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