初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
俺たちは度肝がぬかれた。 まさかおれの名前を呼ぶとは思わなかった、これは本当の祖母なんじゃないかと。「宗次郎なんだろ、大きくなっても感じは変わってないから分かるよ、それに憲一くんと孝介だね、二人とも宗次郎と同じで変わらないねー、三人とも一緒にいるんだね、私が思った通り三人ともずっと友達だったんだね、私は嬉しいよ、まさか大きくなった三人に会えるとは思わなかったよ」とポカッとしているおれたちをみて言った。
おれは「おばあちゃんなの?なんでここにいるんだよ、し、死んだはずだろ。」とつい失礼なことまで言ってしまったがこれが一番聞きたかった。すると祖母は「やっぱり私は死んでいたんだね、大きくなった宗次郎たちがみれないとおもっていたんだけどやっぱりそうなんだね。」と言ってがっかりしていた、そして「憲一くん、孝介くん、これからも宗次郎と仲良くしてやってね、あなたたちがついていれば安心だからね、そして宗次郎、今は辛い時期かもしれないが頑張るんだよ、あなたならなんでも乗り越えられるよ」といいながら少しずつ祖母の姿が薄れていくのがわかった、周りには星のように輝いた小さな光がたくさん出てきて祖母は消えた。
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