初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
衝撃
「お兄ちゃん、起きて、早く起きて」と急いだ様子でおれを起こす声がする、そうだ、昨夜は咲子ちゃんと一緒に寝たんだ、でもなんでこんなに早く起こされるんだろう、もしかしたら保護者が来ているから俺を起こしているかもしれない。 おれは目を覚ませ、起き上がった、寝着ではなく昨日の服を来たままで寝てしまったようだ。おれが起きたので咲子ちゃんが「頼みがあります。」と改まった様子でおれの方を向いていった、そして「私は十五年前から今の私を見に来るために未来からやって来ました、だから未来の私に会わせてください。」と言われた、俺は意味がわからず、なんか新しい遊びだと思い、その遊びにのることにした、俺は「わかった、未来の君を探したらいいんだね、どこにいるんだい?」と聞いたので咲子ちゃんが「まずは、私のおじいちゃんの家を探してください。」と言われたのでおれはこの遊びが家を見つけ出すゲームなんだなと思い、「それでは朝御飯を食べて参りましょう。」と執事のようにお辞儀をして言った、そうすると咲子ちゃんは「ふざけないで下さい、真剣なんです。」と怒られた、おれは「すいません。」と謝った、まさか、怒られるとは思わなかった。
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