初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
しかし、タイムスリップしてきたなんて、まったく信じられないが携帯もノートパソコンも知らなかったし、キン肉マンをみたいと言っていたし、この生年月日と名前が昔の調書に書いてある事と一致するし、この色落ちした写真、すべてを含めて検討してみると、どうやら、タイムスリップしてきたということですべて合点してしまうのであるが、タイムスリップなんて考えられないし、どうやったら戻れるのかという問題も出てくるのだ、まったく頭が混乱してきた。 憲一たちも悩んでいるだけでタイムスリップ以外の答えが思い浮かばないようだ。 みんなが悩んでいると咲子ちゃんが俺に「何を悩んでいるの、朝に言ったと思うんだけど、私は未来の私に会いに来たんだよ、だからはやく未来の私をさがしてほしい。」と言ったので、みんなは普通なら信じないのだが、もしかして元の時代に戻すには咲子ちゃんの未来の姿、すなわち今の渡 咲子に会わせたら元の時代にもどるんじゃないかと考えた。 するとお巡りさんが次のページを開いて咲子ちゃんがタイムスリップしてきたことを義務付けるものを見せてくれた。これを見て、俺たちはタイムスリップ以外の説明ができなくなってしまった。