初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
舞ちゃんとは、二年ほど付き合っていたのだが、俺としては、順調だなと思っていたがいきなり別れを切り出されたので、今でも真相が分からなかった。静香さんは「そうくんは一度、初恋の女の子つまり咲子ちゃんの話をしたでしょ、その時の顔が見たことないくらい嬉しそうで『忘れられないみたい』って言ったのでしょ、その話をしてからなんとなく舞ちゃんは自分と初恋の女の子を比べるようになって、勝てないと思ったからそうくんに別れを切り出したんだよ。」と言われて俺はいくつか思い出した、たしかに咲子ちゃんの話を舞ちゃんにしてから比べているような事を言うようになった。俺自身は舞ちゃんだよっと言っていたが実際は咲子ちゃんだよって言いたかったものもあった、咲子ちゃんはどうしてるかなっと思う時もあった、それが俺の顔色に出ていたんだろう、俺は知らずに舞ちゃんを傷つけていたんだな、悪いことをした。俺は静香さんに「たしかに忘れられない女の子だよ、だから舞ちゃんには悪いけど俺はその時は俺の心の中には咲子ちゃんがいたんだよ、今でもそうなんだ。」と言い、自分の中で咲子ちゃんに咲子ちゃんが初恋の人で忘れられない人だとを話そうと思った。