初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
しかし、わからないことがまだある、咲子ちゃんの話を聞いても俺の祖母との共通なことは見当たらないようだ、したことといえば『お参り』ぐらいだ。 そう思った瞬間に頭に電気が走った感じがした、『お参り』だ、二人は共通なことは『お参り』で同じような願い事をしたのではないのか、だから時の神様は、願いを叶えて未来の時代にタイムスリップをしてあげたんだろうと考えた。俺は咲子ちゃんに「願い事は何をしたのかな?」 と聞いたら咲子ちゃんは「えーっとね、二十歳の私を一目見てみたいです。って願ったよ、どうしてそんなことを聞くの?」と言われたので俺は「何を願ったか聞きたかっただけだよ、ありがとう。」と言った。それを聞いていた孝介と憲一もひらめいたようで俺の方を見た。 俺は、咲子ちゃんはその願い事を言って、時の神様に現在にタイムスリップをされたんだと思う、そして多分おれの祖母も未来の俺たちが見たいと言ったので、タイムスリップをされたんだと思う、そしておれの祖母はその『願い事』が叶ったので過去に戻ったんだという考えを、孝介と憲一に伝えた。孝介と憲一もほぼ同じ考えだったので、俺達が、やるべき事がはっきりしてきた。