初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
俺たちは、確信ではないが咲子ちゃんを元の時代に戻すには咲子ちゃんの『願い事』を叶えること、つまり二十歳になったときの咲子ちゃんを見せてやれば、咲子ちゃんは元の時代に戻るはずだと考えたが、でもなぜ、この時代なんだろう、もし、俺が時の神様ならこの時代ではなくもう少し前の時代にタイムスリップをさせるのにと考えたが咲子ちゃんを元の時代に戻す事とはあまり関係がなさそうなので、これ以上考えるのをやめることにした。仮説ではあるが、一つの突破口を見つけた俺たちはある場所についた、あのとき咲子ちゃんがタクシーの窓から、俺に手を振ってくれた場所についた、俺はあのときの悔しさを思い出したが近くには咲子ちゃんがいる、おれはなぜかこの瞬間に達成感のようなそれでいて何か足りない気持ちにもなった。これは俺は当時、念願であった咲子ちゃんと再び会うことができて友達になることができて、今も一緒にいることが達成感だろう、できることなら大人になった咲子ちゃんとこの場所で会いたかったことが足りない事なのだろうと思う、俺は少なからず、この場所ではないが、もうすぐ大人になった咲子ちゃんと会う事になるはずだ、それが今の目的である。