初恋の女の子〜あの子にあえたなら〜
咲子ちゃんは俺に「どうして神様は怒るの?」と言われたので、俺は「僕もおばあちゃんが亡くなった時は悲しかったよ、僕は今でも時の神様に頼んで、過去に戻っておばあちゃんに生きられるようにしたいけど、神様は平等じゃないと怒るからね、人間は悲しいけどいつかは死んでしまう運命なんだ、だから周りの人間たちは、その悲しみを乗り越えて強くなっていくんだよ、辛いことから逃げてはいけないよ。」と言ったら咲子ちゃんは「そうなんだ、みんなが神様に頼んだらいいんじゃないの?」と聞いてきたので俺は少し焦ってしまったが「どれだけ過去に戻って生きてる時間を増やしてもいつかは死んじゃうからその悲しみからは逃れられないよ、交通事故や病気で亡くなる人は時の神様に頼んだら、もしかしたらできるかもしれないけど死ぬ運命の人はできないからみんなが生きられることはないんだよ。」と言ったら咲子ちゃんは「そうなんだ。」と言ってまた泣き出したので俺は「辛いことから逃げてはいけないよ、乗り越えなきゃいけないよ、心配しなくても大丈夫、悲しさがなくなるまで僕がそばにいるからね。」と言ったら俺に抱きついて泣き出したのでおれはぎゅっと抱き締めた。