あなたの虜 。


「由美...?」


「お、にいちゃん」


廊下を通りかかったのは

お兄ちゃんだった



「どうした?」


頭をぽんぽんしてくれている、



けどはじめくんじゃなきゃ嫌だよ...


はじめくんがいいよ...


「おにっちゃーんうぅ〜」


「なんだなんだ〜」


泣いている私をお兄ちゃんは

子供をあやすようになだめてくれた


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