あなたの虜 。



突き飛ばされできた怪我


膝から血が出ていた。



「うわ〜、早く行かないと。」



そう思って曲がり角を曲がった瞬間


「きゃっ!!?」



誰かにぶつかった。



「...?高坂さん?」



「あっ、はじめくん!?ごめん!」


「俺より、酷いのは君じゃない?怪我...。」



「あ...。」


ぶつかった衝撃で忘れてた。




「保健室いくんでしょ?俺もいくよ。」



そういって私の腕を掴んで保健室まで連れていってくれた。




はじめくんの後ろを歩く私は


はじめくんの甘い匂いに酔いしれていた...




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