あなたの虜 。
「だからかな.......周りがうるさいから、1人になるのが好きなんだ...」
その言葉を言ったはじめくんは
なぜか悲しそうで
泣きそうな顔をしていた。
「っ!?」
そっと...はじめくんの頬に手を添えた
「怪我をしてるのは、はじめくんの方だよ.......」
「け...が......?」
「1人になるのが好きなんて言わないで?私がいるよ?...はじめくんは1人じゃないよ!!!」
「....あ。......ふっ。」
「えっ?」
「そんな事を言われたのは初めてだ。」
そっと私の隣に座った
「...初めてだよ、俺にそんな事を言ってきたのは。外見しかみないやつばっかなんだ、内面なんてどうでもいいってね.......。」
「内面を見てすきになってくれたのは君が初めてだ。」
「えぇ!?」
すきって気づかれてる!?
「あんな授業中に赤い顔してみられてたら誰だって気づくだろ」
「そっ、そうだけどっ!」
「ふぇっ?」
私の頬にははじめくんの手。