ベランダから見える星
「まぁどう思われててもいいわ。
 最後に“お母さん"に一言。
 あんた母親失格だと思うよ?」


私が最後に笑顔で母親に言った言葉。


母親は少しでもダメージを受けただろうか…。


放心状態の母親を横目に調度目の前に来たタクシーをひろい空港へ。


そして私は知らない土地へと向かった。


人生を変えるような出会いがあるとも知らずに…


私はなんの期待も抱かずにこの街に足を踏み入れた−…。
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