ベランダから見える星
「私?
 間違えじゃなくて?」


そういって手紙を受け取った千香の表情が強張った。



「千香…?」


「捨ててっっ」



えっ……


千香は段々と表情を歪ませていく。


この手紙何かあるのか。


それとも別の何か−…



「静,お願いだからその手紙捨ててっ
 お願い…だから−…」


千香の様子を見る限り尋常じゃないことがわかる。


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