ベランダから見える星
「ただいま〜
 静ちゃんご飯出来てる−?」


翠さんが帰って来たのは7時過ぎ。


どうやら父親と帰ってきたみたい。



「おかえり。
 もう食べる?」


私の言葉に笑顔で首を縦に振る翠さん。


私はテキパキとご飯を並べた。


そして3人で食卓を囲んだ。


目の前には父親,隣には翠さん。


なんとも居心地の悪い場所だった。


いや,この家自体居心地が良いとは言えなかった。


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