ベランダから見える星
「……って。」
「姉さんに話があって来たん…」
「帰って!!」
やめて,お願い。
音緒たち幸せな母子を見た後にこの現実はきつい。
「静,誰だった?」
リビングから出てきた拓海を見て,京介…弟は頭を下げた。
私の様子がおかしいと思ったのか,拓海は私を引き寄せた。
「君は?」
「はじめまして,榎本静の弟,京介です。」
『お前弟いたのか』と小声で言った拓海に頷いてみせる。
「まぁその…
立ち話もなんだから上がるか?」
拓海の気を使ったであろう提案は最悪だった。
『じゃあお言葉に甘えて』などと言って,上がり込んでくる京介もふざけるなという感じだった。
私は,先に,逃げるように奥へと足を進めた。
「姉さんに話があって来たん…」
「帰って!!」
やめて,お願い。
音緒たち幸せな母子を見た後にこの現実はきつい。
「静,誰だった?」
リビングから出てきた拓海を見て,京介…弟は頭を下げた。
私の様子がおかしいと思ったのか,拓海は私を引き寄せた。
「君は?」
「はじめまして,榎本静の弟,京介です。」
『お前弟いたのか』と小声で言った拓海に頷いてみせる。
「まぁその…
立ち話もなんだから上がるか?」
拓海の気を使ったであろう提案は最悪だった。
『じゃあお言葉に甘えて』などと言って,上がり込んでくる京介もふざけるなという感じだった。
私は,先に,逃げるように奥へと足を進めた。