ベランダから見える星
お父さんと和解をしてから早3日。
私は毎日お父さんと病院に行っている。
はじめて一緒にいった時は凄く驚いていて,『白昼夢かと思った』と言っていた。
あれから少し翠さんとも会話が増えた。
“家族”になるんだから。
学校では『榎本』で通していた名字も『西園寺』に変えてもらった。
まだお母さんなんて呼ぶことは出来ないけど…
「せ−ちゃん!」
「あっ葵!?」
「どうしたん?
最近,ボーっとしてること多いで。」
えっと…私まだ学校?
なんて本当に大丈夫かと聞きたくなるようなことを思うと,横から『もう放課後や』と呆れ顔の葵。
お父さんが迎えに…と立ち上がろうとして,今日は遅くなると言われていたのを思い出した。
「なぁ今日も用事あるん?」
「うん。」
「それほんまなん?
断り文句ちゃうやろな!?」
被害妄想するなっての。
葵には静奈のこと言ってないから…まぁ言う必要ないんだけど。
「でも少しなら時間ある。」
「じゃあ一緒帰ろや!」
何で『時間がある』とか言っちゃったんだろ…
久しぶりに葵とゆっくり話したかったのかもしれないな。
そう思った自分を自分が信じられないと罵倒したのはそれから少しした後。
私は毎日お父さんと病院に行っている。
はじめて一緒にいった時は凄く驚いていて,『白昼夢かと思った』と言っていた。
あれから少し翠さんとも会話が増えた。
“家族”になるんだから。
学校では『榎本』で通していた名字も『西園寺』に変えてもらった。
まだお母さんなんて呼ぶことは出来ないけど…
「せ−ちゃん!」
「あっ葵!?」
「どうしたん?
最近,ボーっとしてること多いで。」
えっと…私まだ学校?
なんて本当に大丈夫かと聞きたくなるようなことを思うと,横から『もう放課後や』と呆れ顔の葵。
お父さんが迎えに…と立ち上がろうとして,今日は遅くなると言われていたのを思い出した。
「なぁ今日も用事あるん?」
「うん。」
「それほんまなん?
断り文句ちゃうやろな!?」
被害妄想するなっての。
葵には静奈のこと言ってないから…まぁ言う必要ないんだけど。
「でも少しなら時間ある。」
「じゃあ一緒帰ろや!」
何で『時間がある』とか言っちゃったんだろ…
久しぶりに葵とゆっくり話したかったのかもしれないな。
そう思った自分を自分が信じられないと罵倒したのはそれから少しした後。