ベランダから見える星
向き合う問題
「お帰りなさい,姉さん。」
そう出迎える京介を無視してエレベーターへと乗り込む。
一緒に乗り込んでくる京介と最大限に距離をとる。
部屋の前までついてくるけど絶対に中に入れないようにしている。
「弟くんしつこいね。
もう4日目よ?」
そう,京介が現れてから4日が経った。
あの日,話があると言う京介に『私はない』と言った。
そこで勝手に話し出す京介に音緒がキレた。
『静の気持ちを考えろ』と。
京介が怯んだ隙にエレベーターへと逃げ込み,撒いた…まではよかったんだけど。
しつこくマンションに通ってくる。
今更なんだっていうんだろうか。
私と話してどうする?
どうせだったらお父さんと話せばいいのに。
……でもそれはそれで困るんだよね。
お母さんに余計な心配かけちゃうから。
だから私もお父さんに相談しない。
「弟,まだいるぞ?」
まだ顔が割れてない実が京介の偵察役。
音緒は初日…いやそれより前に会ったことがあるらしいし,拓海は前来たとき,千香は2日目に文句を言いにいったらしい。
そう出迎える京介を無視してエレベーターへと乗り込む。
一緒に乗り込んでくる京介と最大限に距離をとる。
部屋の前までついてくるけど絶対に中に入れないようにしている。
「弟くんしつこいね。
もう4日目よ?」
そう,京介が現れてから4日が経った。
あの日,話があると言う京介に『私はない』と言った。
そこで勝手に話し出す京介に音緒がキレた。
『静の気持ちを考えろ』と。
京介が怯んだ隙にエレベーターへと逃げ込み,撒いた…まではよかったんだけど。
しつこくマンションに通ってくる。
今更なんだっていうんだろうか。
私と話してどうする?
どうせだったらお父さんと話せばいいのに。
……でもそれはそれで困るんだよね。
お母さんに余計な心配かけちゃうから。
だから私もお父さんに相談しない。
「弟,まだいるぞ?」
まだ顔が割れてない実が京介の偵察役。
音緒は初日…いやそれより前に会ったことがあるらしいし,拓海は前来たとき,千香は2日目に文句を言いにいったらしい。