ベランダから見える星
「はじめまして。
私は西園寺翠です。」
「はっはじめまして!
伊崎葵と申しますっ」
こんな状況の中,自己紹介をさらっと出来るお母さんって一体…
くるっと私に体を向けると,『葵くんは静ちゃんの横のソファーに座って。』と指示し,お母さんは葵とは反対の横に座った。
「えぇっと…
君の名前は城之内京介くんだったよね?」
「何で知ってるんですか!?」
ボソッと『こんな人が』と悪意たっぷりに付け加えたことに,私はテーブルをおもいっきり叩いた。
ふざけるな。
何も知らないくせに。
「京介謝って…」
「何でですかっ」
「お母さんに謝って!!」
涙が溢れてくる。
お母さんには嫌な思いしてほしくなかった。
何気なしに吐いた言葉でも,お母さんは京介のことを知ってるのだから。
「静ちゃんありがと。
大丈夫だから泣かないの。」
「ちょっお母さんってどういうことですか!?」
ガタンと音を起てて立ち上がる京介にお母さんは『そのままの意味』と返した。
私は西園寺翠です。」
「はっはじめまして!
伊崎葵と申しますっ」
こんな状況の中,自己紹介をさらっと出来るお母さんって一体…
くるっと私に体を向けると,『葵くんは静ちゃんの横のソファーに座って。』と指示し,お母さんは葵とは反対の横に座った。
「えぇっと…
君の名前は城之内京介くんだったよね?」
「何で知ってるんですか!?」
ボソッと『こんな人が』と悪意たっぷりに付け加えたことに,私はテーブルをおもいっきり叩いた。
ふざけるな。
何も知らないくせに。
「京介謝って…」
「何でですかっ」
「お母さんに謝って!!」
涙が溢れてくる。
お母さんには嫌な思いしてほしくなかった。
何気なしに吐いた言葉でも,お母さんは京介のことを知ってるのだから。
「静ちゃんありがと。
大丈夫だから泣かないの。」
「ちょっお母さんってどういうことですか!?」
ガタンと音を起てて立ち上がる京介にお母さんは『そのままの意味』と返した。