ベランダから見える星
「実はいいよな−。
好きな奴と一緒にいれて。」
珍しく恋愛に関してぼやいたのは音緒。
実と千香はこれからも一緒に暮らす。
といっても実が千香の家に居候する形だけど。
千香のお父さんたちが実のことをすごく気に入って,あっという間に同居が決まったらしい。
もしかして音緒は千香のこと…?
なんてことが勘違いだと気付くのはもうすぐそこ。
「そういえば翠さんの出産予定日には帰ってくるの?」
「帰ってこようとは思ってるけど…
みんなに連絡はしないから。」
1年後に帰ってくるまでは。
みんなに会ったら甘えちゃう。
一人でどこまで出来るのか試したいから。
「分かってるっ
ちゃんとした帰国連絡待ってるから!」
千香の言葉に笑顔で頷いてくれるみんな。
ありがとう。
すごく幸せです。
「私に1番に連絡するんだからね!」
自慢げに言う千香にみんなが呆れ顔。
「それではみんな…
よい旅を。」
夜も更け,明るい空に星が見えだした頃。
私たちはこの家で最後の睡眠をとった。
好きな奴と一緒にいれて。」
珍しく恋愛に関してぼやいたのは音緒。
実と千香はこれからも一緒に暮らす。
といっても実が千香の家に居候する形だけど。
千香のお父さんたちが実のことをすごく気に入って,あっという間に同居が決まったらしい。
もしかして音緒は千香のこと…?
なんてことが勘違いだと気付くのはもうすぐそこ。
「そういえば翠さんの出産予定日には帰ってくるの?」
「帰ってこようとは思ってるけど…
みんなに連絡はしないから。」
1年後に帰ってくるまでは。
みんなに会ったら甘えちゃう。
一人でどこまで出来るのか試したいから。
「分かってるっ
ちゃんとした帰国連絡待ってるから!」
千香の言葉に笑顔で頷いてくれるみんな。
ありがとう。
すごく幸せです。
「私に1番に連絡するんだからね!」
自慢げに言う千香にみんなが呆れ顔。
「それではみんな…
よい旅を。」
夜も更け,明るい空に星が見えだした頃。
私たちはこの家で最後の睡眠をとった。