ベランダから見える星
いつもと同じだったのは学校生活だけだった。


学校が終わりいつものように家とは反対の方向に向かう。


そうしようとしたとき後ろから名前を呼ばれた。



「静」


と。


久々に呼ばれた名前に驚き振り返るとそこにいたのは…



「お父さん…」


父親だった。


父親は私に歩み寄ってきた。


私は条件反射にしゃがみ込んだ。



「やめて!」


と叫びながら。


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