ベランダから見える星
「あんたの家案内してよ…」


「だからここだっての!!」


「そうじゃなくて!
 あっ玄関案内して。」


「はっ!?
 ったくめんどくせぇ…」


男はブツブツ文句を言いながらも玄関まで連れていってくれた。


その玄関は…私が入ってきた所とは違った。


男に外に出てもらった。


私は自分の入ってきた玄関から外に出た。


男は心底驚いたような顔をしていた。


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