ベランダから見える星
誰かと思ったら私の前の席の男だった。


ムクッと起き上がった伊崎は『はよです。』と頭を掻きながら言った。


それをクラスの人達が笑った。


以外と癒し系だったり…?


後ろ姿の金髪で恐そうな感じからは考えられないような声だった。



「なぁ!」


いきなり伊崎が私のほうへと振り返った。



「ってお前誰や?
 見らん顔やな。」


関西弁…?


いやそれより…

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