ベランダから見える星
「は…?」


「ルナ飼うてくれた子やろ?」


ルナってあのうちにいるルナの事だよね…?


こんな人だったっけ?


疑惑の目で見ると伊崎は独り言を言っていた。


私が会った人は黒髪で灰色の瞳だったはず。



「ルナは確かに飼ってるけど私あんたと会った記憶ないよ。
 大体金髪だったら覚えられるし。」


伊崎は手をポンッと叩き合わせいきなり教室を出ていった。


掴めない…。

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