ベランダから見える星
先生はそんな伊崎に諦めているのかホームルームを終わらせ教室を出ていった。
「こいつやろ!
あんたがおうた奴は。」
その言葉に振り返ると私がルナを拾った日に会った男がいた。
「ルナを飼うてくれておおきにやで!
せーちゃん。」
この声はさっきの伊崎のものだった。
「えっと…」
「これヅラとカラコンやねん。
用事があってこの格好やったんや。」
「伊崎なの…?」
「伊崎やなくて葵って呼んでや〜」
伊崎…葵に笑顔で言われて断ることが出来なかった。
「こいつやろ!
あんたがおうた奴は。」
その言葉に振り返ると私がルナを拾った日に会った男がいた。
「ルナを飼うてくれておおきにやで!
せーちゃん。」
この声はさっきの伊崎のものだった。
「えっと…」
「これヅラとカラコンやねん。
用事があってこの格好やったんや。」
「伊崎なの…?」
「伊崎やなくて葵って呼んでや〜」
伊崎…葵に笑顔で言われて断ることが出来なかった。