ベランダから見える星
「あっ音緒急いでっ。
 変なのが来るから!」


私は音緒の自転車の荷台にルナを抱いて乗り早く行くように促した。



「変なのって誰?
 ストーカー?」


「いや…ルナの名付け親。」


「ふーん。」


音緒はさほど興味なさそうに言った。



「せーいー!!」


河原に着くと下から千香の声がした。


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