Much love.
出逢い
「あー!着いたね!?ね!?橘さん!日本だよ!JAPAN!!!!!」
「そうですね、お嬢様。5年ぶり...でしょうか。」
そう。私、石神花蓮は只今やっと日本へ帰ることが出来たのだ。
私は石神財閥の娘。小学卒業と同時にニューヨークへ留学してたのだ。
そして5年経ち17歳になった今無事に日本に...。そして、私は明日清白学院高校へ転校する。
「…お…お嬢様!!」
「へっ?なに?」
「お家、着きましたよ?」
そう。これは私の執事の橘さん。
「ねえ。橘さん、私明日転校だよね?わざわざ何で高2から!?せめて高校入学からじゃない!?友達は!?フレンドはあああ!?」
すごい勢いで質問攻めした
「お嬢様ならすぐに出来ますよ。」
ふわっと微笑みながら言った橘さんはモデルみたいな容姿だ。何てイケメンなんだ。こんな人が私の執事なんて勿体無いよ全く。
「そうかなー。」
ぐだっていると家に着いたのを思い出して勢い良く車を出た。
「久しぶりマイホーム!!!!会いたかったよ!!!!!もうわたしゃ泣きそうだよマイホームさん!!!!」
なんて感動しているとすごい力で誰かに抱きつかれた。
「か、花蓮〜〜〜!!!!!パパ中々寂しかったよおおおおお」
そう、泣きながら。
恥ずかしながらもこれは私のお父さん。
石神弘斗。こんなんでも石神財閥のTOP。
「パパー。先週会ったばっかりだよね?ってかわざわざ会いに来てたよね。NYまで。」
私は冷たく引き離す。うん、だってパパ全く久しぶりじゃないもん。
「あ、あはは〜。ばれてた?ってかノレよ!!親子の感動の場面!やって見たかったんだよなー、パパ」
ばれてた?じゃないよ、ばれてるってもんじゃないよね。
「あれ、ママはー?」
パパのだる絡みを無視して話を変えてやった。ふんっ。((鼻息
「奥様は只今お茶会に出掛けておられるようですよ」
しょんぼりとしているパパに変わって答えた橘さん。さすがです、参りました。
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