俺、兄貴になりました
久遠家の兄弟
side 翔輝




「お前らー!起きろー!」




久遠家の朝は、いつも通りに始まる。




1番最初に起きてくるのは。


「おはよー」


「おはよう、恋。今日は8時だよな?」


「そう。あのさ、兄貴…。髪、やってくんない?」




遠慮気味に頼んでくる恋が可愛い。


最近は素直に俺に頼ってくれるようになった。


それが嬉しくてたまらない。





「おう。じゃあ、あいつら起きてこないうちにやるか」



「よっしゃ!」




嬉しそうに二カッと笑う恋。



あぁ、なんでこんなに可愛いのだろうか。




< 101 / 111 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop