俺、兄貴になりました
今日会ったばかりの俺を受け入れ、信用してくれた弟。
可愛くないわけがない。
「お前ら大好きだ!!」
「おわっ!?」
「急に抱きつくなよ、兄貴ー」
後ろから双子の肩を抱き寄せると、双子が困ったような顔をする。
でもとこか嬉しそうで、俺もつられて嬉しくなる。
「ズルーイ、俺も入れてー」
「俺もー」
ドシッと俺に乗っかってくる雷と煌。
「「重っ!!」」
「お前らどけ!潰れる!」
「「えー」」
こんな風にふざけ合うのも、いいかもしれない。
そんなこんなで買い物を終え、俺たちは家に帰った。